ゴムライニング|ゴム加工.com 株式会社第一

ゴムライニング

ゴムライニング

ライニングとは、容器(塔槽)類に耐食性・耐摩耗性・耐薬品性を持たせる為に、容器の内面に耐食材料を内貼りする事をいいます。耐食材料がゴムの場合、ゴムライニングといいます。

ゴムライニングの目的

防食

一般にゴムは電気化学的に不活性で広範囲の無機・有機化合物に対して耐性を有しています。合成ゴムの使用によりこれまでの天然ゴムでは耐えられなかった強酸化性の薬品や有機溶剤の分野にまでその応用範囲されました。また薬液を汚染する恐れも軽減されます。

耐摩耗

弾性に富む軟質ゴムは摩耗粒子の衝突エネルギーを吸収できるので、固形分を含む液体に対しすぐれた耐摩耗性を示す。硬質ゴムの耐摩耗性は良好とは言えないので、耐薬品性・耐摩耗性の両方の性能を要求される場合には全体を硬質ゴムでライニングし、摩耗を受けやすい部分にはその上に軟質ゴムの耐摩耗層を設けることもよく行われております。

内容物の汚染防止

内容物が本質的に鉄などを腐食しない場合でも、鉄さびなどによる汚染で品質低下、商品価値の低下を防ぐ目的で施工されます。

ゴムライニング施工工程

ゴムライニング施工の流れ
1混練り・シート分だし
バンバリー練り
ゴム検査
分だし
2缶体研磨(ブラスト)
ブラスト設備・ブラスト後
3接着剤塗布
4貼り加工
5加硫
6完成